☆お泊まり保育☆

2025年07月16日 | 園でのできごと

 キャンプファイヤーが終わって、布団に入るまで大はしゃぎの9人でしたが、布団に入ると寂しがる暇もなくあっという間に眠りにつきました。昼間の楽しい活動が効いたのでしょう。さすがに子どもたちも睡魔には、かなわなかったようです。これで、ほっと一安心です。無事に一日が終わり、年長さん全員参加、皆元気というのが何よりでした。この1週間「あと~日でお泊り保育だね」とカウントダウンするのが毎日の日課となり、この日を本当に楽しみしていました。保育園のみんなに見送られて、1時間半と長いバスの道中もシーンとなる瞬間は一度もなく、出発から到着するまで大盛り上がりの時間となりました。今日一日朝から夜まで目一杯楽しみ、初め「お泊り保育大丈夫かな」と少々不安になっていた子もそんな気持ちはあっという間にふき飛び「めっちゃたのしい!!」の連発でした。シードーナツを満喫したあとは、保育園で宝探し、スイカ割り、温泉、キャンプファイヤー、花火と子ども達のはじける笑顔と歓声が響き渡りました。出発式で、和氣先生が「くれぐれもけがをしないよう、事故がないように行って来て下さい」とお話しされ、子ども達の成長の糧となる、貴重な経験をさせてあげたくて、職員一同気を引き締めてこの日を迎えました。たくさんの先生方のおかげで事故もなくみんな元気に参加できました。ありがとうございました。

 

 まずは、イルちゃん号に乗ってシードーナツへ。入ってすぐにウミガメとリクガメを発見し、スタートから大興奮であっという間にシードーナツの世界へと入り込んでしまう子どもたちでした。見るものすべてに大発見をしたかのようなリアクションで「先生!これ見て!」とすごい勢いで教えてくれすべての水槽を余すことなく見学してきました。楽しみにしていたイルカショーも見ることができ、イルカの大ジャンプに大歓声でした。

 生き物に触ることのできるふれあいコーナーでは、最初は「こわい、こわい」と躊躇していましたが、友だちが触ったり持ったりすると、次々にチャレンジしていました。ドチサメ・ナマコ・ヒトデ・ウニなど、様々な生き物に触れ、いつの間にか恐怖心もなくなったようです。そんなに?!というくらい手を水の中に入れている子もいて生き物たちの虜になってしまいました。

 

楽しみに一つだった初めてのスイカ割り。10回回った後に前進するも、みんなの並んでいる方向に歩いてきたり、目が回ってコロンと倒れてしまったりと子どもたちが思っている以上にスイカ割は難しかったようです。お友だちが挑戦する間「もう少し右」「止まってー!」などと応援にも力が入りました。野田先生の番には思わず「こっちだよ」と手を持って」誘導したり、棒の向きを変えてくれたりと助けに行ってしまう子どもたち(笑)。そのあとのスイカの味は格別美味しかったのでしょう。あっという間に食べちゃいました。

 

今年も、四季咲館ホテルさんに入浴をお願いしたところ快く承諾して下さり、とてもありがたいことでした。子どもたちに「すぐ近くの温泉に行くんだよ」と四季咲館ホテルに行くことを伝えると「え?そこ温泉なの?」「早く行きたい」ととても楽しみにしていました。皆で乗るエレベーターも大きなお風呂も嬉しくてたまらない子どもたち。一日たくさん汗をかいたので、きれいさっぱり、窓からは西の海が一望でき、「すごーい」「西の海が見える」と大興奮のお風呂タイムでした。

 

 

 今年もキャンプの集いでは、和気先生が命のお話をして下さいました。トーチをみんなで囲んで「みんなの体の中には、1本ずつ命の火が燃えています。この命の火というのは、みんな1本ずつしか持っていません。そして、この命の火は一度消えてしまうと二度とつけることが出来ません。でもみんな必ず命の火が消える時が来ます。だからみんなは、最後まで1本しかない命の火を大事に大事に守って欲しいのです。命の火が燃えている間は、一生懸命お勉強したり、遊んだりそしてみんなで仲良くしてください。今地球上では、いくつもいくつも戦争をしています。子どもたちがこんなに御飯をお腹いっぱい食べれません。ガザという地区では食べるものがなく困っていて、子どもたちが棒のように痩せているそうです。みんなが『お先にどうぞ』という心があると戦争は起きません。戦争なんてしない地球をどうか作って下さい。」とおっしゃると「はい!」と力強くお返事した子どもたちでした。

 毎年、年長さんは和気先生の「命のお話」を聞くことが出来、今年も子どもたちにとってお泊り保育の意味は大きかったとしみじみ思いました。朝6時、全員が目を覚まし「せんせい、とまりきったよ。おとまりほいくたのしかったー」と起きてきました。これで子どもたちは、大きな自信とお話しのお土産を持って帰れたことと思います。

 

 

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